マンションの購入時に必要な知識のまとめ

多く人にとって人生最大の買い物となるマイホーム。

ライフステージの変化や経済的な観点など、購入のタイミングは様々ですが、家を買うという機会はそれほど頻繁にはありません。

そのためマンションを購入するために必要な知識というのは、必要にかられた時に都度インターネットで調べたり経験のある知人に相談したりといったことが一般的ですが、不動産の売買においては情報が不確かであったり異なる意見が存在したりと、なにを参考にしたらよいのか判断できないといったことが多々あります。

本記事ではそのような方を対象に、はじめてマンションを買う方を対象としたマンション購入知識の決定版として、過去HowMaマガジンで紹介されたマンション購入時の必須知識をまとめて再構築しています。

より詳細な内容を知りたい場合は各セクション内にその項目について詳細に述べられたHowMaマガジンの記事へのリンクがありますのでそちらをご参照ください。

マンションの価値

不動産を購入することになったものの、まだ具体的な物件が定まっていない。

そんなときは、「自分価値」と「資産価値」という2つの観点から自分にあった最適な物件を選んでいく方法をおすすめします。

「自分価値」とはその人の価値観やライフスタイル、趣味嗜好などを基準とする価値観です。

たとえば「休日は趣味のサーフィンを堪能したいから海へのアクセスの良さを重視したい」、「料理が趣味なのでキッチン周りには特にこだわりたい」といったものがここにあてはまります。

対して「資産価値」は文字通り客観的にその物件がもつ物件の金銭的価値です。

エリアや構造、部屋の向きから日当たり眺望・景況感などさまざまな要素が絡み合って決まっていくものです。

より詳しく知りたい場合は「はじめてマンションを買う前に知っておきたい知識① 〜マンションの価値〜」をご覧ください。

新築と中古のどちらを選ぶべきか

マンションを購入する際には新築と中古という二つの選択肢があります。

もちろん「絶対に新築でなければいやだ!」という新築至上主義の方もいれば、「価格に対してお得であれえば新築にはこだわらず中古物件でもよい」という考え方の人、また経済的な理由から中古で選びたいという人もいるでしょう。

不動産に限らず中古の売買には注意しなければならない点が多い反面、正しい知識を備えて選別していくと掘り出し物が見つかることあるという楽しさもあります。

新築物件であれば中古物件に比べてそのようなリスクは少なく、まだ誰も住んだことのない空間が手に入るという精神的な面でのメリットを感じる人も居ると思います。

結論としては全員に当てはまる正解はないのですが、物件を選ぶ際に今一度新築と中古のどちらを中心に探していくかを冷静に考えるとよいでしょう。

新築と中古の選び方についてより詳しく知りたい方は「はじめてマンションを買う前に知っておきたい知識② 〜新築?中古?〜」をご参照ください。

マンションの値段はどのようにして決まる?

マンションの購入時に非常に大きい問題として「価格」があります。
世の中の他の商品と同様に、マンションに関しても価格を構成する要素が多数存在します。

マンションが建てられてから実際に人が住み始めるまでにどのようなプロセスを経るのかを理解し、価格決定の仕組みをしっておくことでその物件が果たして得なのかどうか、ひいては自分にとってその物件の価格は妥当なものなのか(もしくはお得なものなのか)を見極められるようになる確率がぐんと上がります。

不動産は特性上「二つとして同じものが存在しない個別性の高い商品」といわれていますが、さまざまな見るべきポイントと自分が重視するポイントを比較して物件価値を判断する必要があります。

マンションの価格決定について詳しく知りたい方は「はじめてマンションを買う前に知っておきたい知識③ 〜価格決定の仕組み〜」をご覧ください。

坪単価と徒歩分数表示について

不動産に詳しい人がよく使用する指標として「坪単価」と「徒歩分数」があります。

坪単価は単純な金銭的価値としての指標以外にもいろんな見方があり、徒歩分数も広告の表示などを鵜呑みにしてしまうと思わぬ苦労を背負い込むことになりかねません。

言葉の響きとしてなんとなく漠然とした理解でいるより、それぞれどのようなものなのか正しく理解することで不動産選びに失敗する確率を下げることができます。

「坪単価」と「徒歩分数」についてより詳しい記事をご覧になりたい場合は「はじめてマンションを買う前に知っておきたい知識④ 〜坪単価と徒歩分数表示〜」をご参照ください。

住宅ローンについて

マンションのような高い買い物の際に、現金一括でポンと支払える人はごく少数でしょう。
多くの人が利用する住宅ローンについてもどんな種類があるのか、どのような性質のものなのかを正しく理解していないと、思わぬ損や大変な事態に繋がりかねません。

住宅ローン契約までの流れなどについて詳細は「はじめてマンションを買う前に知っておきたい知識⑤ 〜住宅ローン〜」を、住宅ローンの借入限度額などについては「はじめてマンションを買う前に知っておきたい知識⑥ 〜ローン限度と諸費用〜」をご覧ください。

中古マンション購入時の契約手続き

特に中古のマンションを購入する場合にはいろんな契約周りの手続きを行う必要があります。

その中でも覚えておくべき重大な事柄として「重要事項説明書」と「売買契約書」があります。

どちらも字面からして難しそうで詳しい知識を敬遠してしまいがちですが、これらを軽視してしまうと思わぬトラブルの元となりかねません。

気が重たく感じる人も多いかと思うところですが、「はじめてマンションを買う前に知っておきたい知識⑦~契約手続き~」に目を通して要所だけでも抑えておきたいところです。

「自己資金は2割必要」は本当?

近年では自己資金0で購入できることを謳い文句とした物件も多く出ていますが、それを鵜呑みとして結果的に分不相応なローンの返済が必要となり苦しい思いをする人がいます。

必ずしも2割以上必要とは言えませんが、自己資金をある程度用意することの重要性については「自己資金0は誘惑の言葉?自己資金を2割は用意したほうが良いわけ」に詳細が記されていますので、ぜひ事前にこちらもチェックすることをおすすめします。

不動産の購入にも値引きは存在する?

不動産の購入については値引き交渉をしないと結果的に損をしてしまうケースが多々あります。

理由としては、特に中古のマンションにおいて「値引き交渉がなされることを前提とした売出価格」を設定していることが多いからです。

マンション購入時によりお得に物件を買うために必要なテクニックについては「不動産購入時の値引き交渉術」に詳しく載っておりますので、ぜひ一度目を通してください。

そのほか見過ごしがちだけど必ずチェックすべき重要なポイント

日本では生活インフラが整っているため、意外と軽視しがちなのが生活関連施設です。

特に水道周りやガスなど、購入前にしっかりチェックしておかないと住み始めてから思わぬ出費をすることになった、ということになりかねません。

そのような事態にならないように、「家を買う前に必ずチェック!ちょっと難しいけど調べておくべき重要なポイント~生活関連施設編~」で見るべきポイントなどを事前に予習し、物件選びに活かしてください。

最後に

冒頭にて述べたとおり、不動産の購入というものは大抵の人にとって何回も経験することのない、かつ重要なシーンです。

正しい最低限の知識を持って臨まないと思わぬ損をしてしまったりとんでもないトラブルに見舞われる可能性があります。

ぜひそれぞれのリンク先から要所を抑えて、最適なマイホーム購入を成功させてください。