両親から受け継いだ実家に、月2回ほど通っていた広田 康二様(仮名)。ご自身は離れた場所に住み、実家に戻る予定はありませんでした。空気の入れ替えや手入れを続けるうちに、往復の時間や費用も負担となり、売却を決めたといいます。
売り出してから決まるまでにかかったのは、1年以上。複数の不動産会社に相談し、最後は不動産会社による買取を選びました。「本当はもう少し高く売りたかった」。そう振り返りながらも、なぜ買取を受け入れたのでしょうか。
管理を続ける負担と、いつ買い手が見つかるか分からない状況をどう考えたのか、HowMaで確認した価格情報とあわせて伺いました。
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【この記事で見えたポイント3つ】
- 月2回の管理が限界に:遠方の実家に通い、空気の入れ替えや手入れを続けたが、時間と交通費の負担が重く売却を決めた。
- 1年以上売れず「買取」を選択:もう少し高く売りたい気持ちはあったが、いつ売れるか分からず、シロアリへの対処の手間も考えて決断した。
- AI査定は「価格の目安」:査定額は「順当」と感じ、周辺の売り出し情報も相場をつかむ参考にした。
売主様プロフィールと売却の概要
| 項目 | 内容 |
| お名前 | 広田 康二様(仮名) |
| ご年齢 | 70代前半 |
| 物件のエリア | 広島県内 |
| 物件種別 | 戸建て・土地(両親から受け継いだ実家) |
| 売却期間 | 1年以上(売り出しから買取決定まで) |
| 売却方法 | 不動産会社による買取 |
| 売却理由 | 離れた実家の管理を続けることが難しくなったため |
月2回ほど通う実家の管理が負担になり、売却を決意
ーー今回、どのような家を売却されたのでしょうか?
広田様:両親から受け継いだ、広島県内の実家です。家があった団地は、1軒あたりの敷地が約300坪で、200軒ほどの家が集まる、全国でも珍しいような場所でした。
ーー売却しようと思った一番の理由は何でしたか?
広田様:実家には誰も住んでいなかったんです。私も実家に戻る予定はなかったので、家の手入れのために月に2回くらい通い、空気の入れ替えなどをしていました。往復するだけでも時間と交通費がかかりますし、その管理をこれからも続けるのは厳しいと思って、売却を決めました。

貸す提案も受けたが、管理を続ける難しさが残った
ーー売却以外に、家や土地を使う方法も考えましたか?
広田様:屋根には太陽光発電の設備が付いていて、敷地内にはビニールハウスもあり、ちょっとした作物を育てられるスペースもありました。一応、そういう良さもある家なんです。提案としては、事務所として使うとか、別の建物にもキッチンが付いていたので、2つに分けて貸すといった話もありました。ただ、貸すにしても直したり、管理したりすることは続きますよね。自分にはあまり現実的ではないと思いました。
ーー管理の手間が残るなら、貸すという選択も難しかったのですね。
広田様:そうですね。通うのも大変でしたから。
インターネットで検索してHowMaに登録し、複数の不動産会社にも相談
ーーHowMaには、どのような経緯で登録されましたか?
広田様:家を売るにあたって、何かいい方法はないかとインターネットで調べていたんです。その中でHowMaにも登録しました。恐らくYahoo!で「不動産売却」と調べたんだと思います。
ーーHowMa以外にも、不動産会社へ相談されましたか?
広田様:はい。最初は地元の不動産会社に相談し、その後も複数の会社に連絡しました。インターネットで見つけた会社とも話していて、東京の会社だったと思います。売却活動中には3社と話を進めていた時期もありました。家を見に来た会社もありました。

1年以上買い手が決まらず、不動産会社の買取へ
ーー家を見た不動産会社からは、どんな反応がありましたか?
広田様:家が大きいので、買う方を見つけるのが難しいと思われたのかもしれません。これは私の想像ですが、いま大人数の家族で引っ越す方も少ないでしょうし、売りにくいのではないかと感じました。
ーー売り出してから、売却が決まるまではどのくらいかかりましたか?
広田様:1年以上です。5月ごろに売り出して、翌年の7月の終わりごろに決まりました。なかなか決まらなかったので、最後は自分で決断しました。
ーー最終的には、不動産会社が買い取る形になったのですね。
広田様:はい。その会社には最初にも家を見てもらったのですが、そのときは買い取る話にはなりませんでした。その後、また話をすることになって、買取が決まりました。
希望より低い金額。それでも売却を決めた理由
ーーHowMaのAI査定額を見て、どう感じましたか?
広田様:出された金額は、順当なところだと思いました。ただ、自分にとっては家や庭に査定額以上の価値があるとも感じていました。そう思っていても、希望する金額で買ってくれる人がいるかどうかは別ですよね。
ーー買取の金額には納得できましたか?
広田様:満足というわけではありません。近くの家がもっと高く売れたこともあって、もう少し待てば可能性があるかもしれないとは思いました。でも、それがいつになるかは分からない。なんとか売りたいという気持ちもあり、安いとは思いながら決めました。家を調べてもらったところシロアリが見つかり、最初に示された金額から下がったこともあります。住んでいる家ではないので、自分で対処してから売るのも大変です。そうした手間も考えて、金額を多少上乗せしてもらったうえで、買取を受け入れました。

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HowMaは「80点」。参考になった情報と感じた疑問
ーー売却活動の中で、HowMaはどのように役立ちましたか?
広田様:近くの物件の価格など、周辺の情報を見るときに参考にしました。一方で、表示されている売却の情報は、自分が周りの人から聞いていた件数より多く感じることもあって、どういう情報なのかなと思うところはありました。
ーー表示しているのは売り出しの情報で、その後の値下げや取り下げまでは反映していないんです。そのため、実際の状況とは違って見える部分もあるかもしれません。
広田様:なるほど。実際に売れた件数ではなく、売りに出された件数ということですね。それなら、周りでどのくらいの価格で売り出されているかを知る参考になりますね。
ーー使いにくさや、嫌な思いをしたことはありましたか?
広田様:それは特にありません。ただ、そこまで深く使ったとは言えないので、細かなところまでは答えにくいですね。
ーー100点満点で評価すると、何点くらいでしょうか?
広田様:8割くらいはあると思います。
売却を終えて。「仕方がない」と受け止め、変わる実家を見守る
ーー売却を終えて、後悔していることはありますか?
広田様:本当はもう少し高く売りたかったですね。ただ、ほかに買い取りたいという話があったときの金額は、さらに低かったんです。もっとやり方があったかもしれませんが、自分でもいろいろ調べましたし、いつまでも買い手が見つからないなら仕方がない、と思っています。
ーー売却後、実家の管理に通うことがなくなった今はいかがですか?
広田様:やはり気になりますね。墓参りなどで近くへ行くこともあるので、たまに寄っています。先日見たら、庭を撤去するような工事をしていて、内装もかなり変わっているようでした。これからいい家になるのかなと、楽しみに見ています。

【まとめ】価格の目安と管理を続ける負担を分けて考える
広田様は、AI査定額を「順当」と感じながらも、自分が感じる家の価値と、実際に買い手がつく価格との差に1年以上向き合いました。最後に買取を受け入れたのは、金額に満足したからではなく、待つ間も続く管理や修繕の負担まで考えたからです。離れた実家の売却を考えるときは、次の4点を確認しておくと判断しやすくなります。
- 今の価格の目安:AI査定や周辺の売り出し情報で、おおよその価格帯を知る。売り出し情報は、実際に売れた価格とは限らない
- 買い手が見つかりそうか:家が大きいなど条件によっては、価格が妥当でも買い手探しに時間がかかることがある
- どのくらい待てるか:売れるまでの間も、通って管理する時間や交通費はかかり続ける
- 物件の状態と買取条件:シロアリなど、調べて分かる不具合で金額が変わることがある。自分で対処してから売るか、そのまま買い取ってもらうかに加え、複数社の買取額も比べる
価格だけで決めず、待つ時間と負担もあわせて比べると、自分に合う売り方が見えてきます。
HowMaのAI査定では、売却を考えている家の推定価格を確認できます。実家を売るか、しばらく持ち続けるかを考える最初の材料として、今の価格の目安を確かめてみませんか。
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