「草刈りだけで、3ヶ月終わった…」
母の他界をきっかけに相続した実家。
片付けも法要もまだ途中の中、還暦目前の笠原様を一番悩ませたのは草刈りでした。
「いつまで草刈りを続けるんだろう」と思っていた矢先、Facebookで見かけたHowMaのAI査定を試してみることに。
AI査定額は思ったより低い600万円台。それでも、初盆での親族との話し合いを機に、売却を決意します。
4社と一般媒介契約を結び、530万円で売り出したところ、最初の購入予約者はまさかの腰痛で保留。そこに現れた第2の購入希望者が「この家が欲しかった」と値引きゼロで即決してくれたそうです。
草刈りの苦労から解放されたくて始まった実家の売却が、まさかの3ヶ月で成立。思いがけない「好条件の売却」につながった理由を詳しく伺いました。
【この記事で見えたポイント3つ】
- 「草刈り地獄」が売却の決断を後押し:売却相場が思ったより低くても、維持管理の負担が限界に。初盆での親族との相談が、本格始動のきっかけに。
- 4社と一般媒介契約:「間口は広い方がいい」と最初から複数社と契約。結果的に、熱心な営業担当者との出会いが成約につながった。
- 値引きゼロで成約の奇跡:1人目の購入予約者の保留中に現れた、第2の希望者が「この家が欲しかった」と即決。値引き交渉なしで成約できた。
売主様プロフィールと売却の概要
| お名前 | 笠原 徹一様 |
| ご年齢 | 50代後半 |
| 物件のエリア | 岡山県久米郡美作町 |
| 物件種別 | 戸建て(平屋30坪・土地60坪) |
| 成約価格 | 530万円 |
| 売却期間 | 約3ヶ月(売り出しから成約まで) |
| 売却理由 | 母が亡くなり相続したため |
AI査定の数字に、正直ガッカリした
ーー本日はありがとうございます。まず、笠原様のご職業と家族構成を教えていただけますか?
笠原様:職業はサービス業のアルバイトです。家族構成は1人です。
ーー今回、久米郡のご実家を売却されたそうですが、これは元々お住まいだった物件ですか?
笠原様:実家ですね。母が亡くなって、相続しました。もう相続が決まる前から、売ろうという話はしてましたね。
ーーHowMaにご登録いただいたのが2024年4月ですが、お母様が亡くなった後でしょうか?
笠原様:そうですね、1ヶ月くらい経った頃です。
ーーHowMaを見つけたきっかけは何だったのでしょうか?
笠原様:多分Facebookだったと思います。普通に何かPRか何かで見かけて、クリックしました。FacebookとInstagramはずっと使ってます。
Google検索はあんまりしないですね。出先で、食べたいものがあったら、Googleマップで「ラーメン」とか検索するぐらいです。
ーー最初にAI査定の結果を見たとき、どう思いましたか?
笠原様:自分が思っとったんとは、かけ離れた値段で出てきたので、どうしようかな、みたいな感じでしたね。土地も60坪あるし、リフォームにもお金かけてたんで。やっぱり1,000万ぐらいかなと思ってたんです。それが600万ぐらいだったから、「こんなに安いんや」と思って。
こんなんやったら、もうちょっと置いとくか、みたいな感じでした。
「草刈りが、もう無理」。初盆が転機になった
ーー8月26日に一括査定を申し込まれていますね。何かきっかけがあったのですか?
笠原様:夏ですよ。草刈りがもう大変で。もう、こんなの嫌やって。
初盆だったので、親族みんなが帰ってきたときに、「もう俺、面倒見きれんわ」って言って。草刈りだけですぐ日にちが経つって。遺品の整理はぼちぼちしていたんですけど、雨が降ってないときは外へ出て草刈り、みたいな。そんな感じで3ヶ月ぐらい経ったので、もう嫌気がさしてしまって。
親父が亡くなったときは家で全部法要してたから、自分の記憶も法要は家でするみたいな感覚があったんです。
でも母の初盆はお寺でやったんです。「寺でやるんだったら、別に家は要らないのでは」って、みんなで話して。初盆が明けた8月の末ぐらいに、一括査定を申し込んだのです。
4社と契約。でも「300万円」には、正直びっくりした
ーーコラボ査定で、何社に依頼されましたか?
笠原様:最初、5社ぐらいバーッと紹介してくれてたと思うんですけど、実際に来てくれたのは4社でしたね。1社からは連絡が全然来なかったんです。
ーー4社と、すべて媒介契約を結ばれたのですか?
笠原様:はい。一般媒介で、まずは契約しました。
ーーその中で、査定価格を出してくれた会社さんは何社いらっしゃったのですか?
笠原様:1社だけですね。300万円って言われて。
ーー300万円ですか!それは安いですね…。
笠原様:そう。ちょうどお隣さんのご主人と外で会ったときに、「ちょっと聞いてよ、この家300万でしか売れんって言うてよ」って言ったら、「そんなん言うてくれたら、俺、即金で買うわ」とか言ってくれて(笑)。
ーーお隣さんが「買う」って言われるぐらい、安すぎたのですね。
笠原様:はい。で、その300万っていう金額と、AI査定の670万っていうラインの間で、どのぐらいが適正なんだろうって、自分で考えましたね。
ーー他の3社は、査定価格を出してくれなかったのですか?
笠原様:はい。「売主さんが売りたいと思う値段が1番です」みたいな感じで。査定はしてくれなかったですね。
530万円。経費を引いて、2人で200万円ずつ
ーー最終的に、いくらで売り出すことにされたのですか?
笠原様:練りに練って、530万円で売り出しました。
もう1人、相続人がいるんで、2人で分けるんやったら、最低でも200万ずつぐらい欲しいよな、って。片付けとか経費に大体70〜80万かかるし、手数料もあるし。
それで530万っていう端数を出したわけです。500万にしたら、経費引いて400万を切ってしまって、2人で分けたら170万ぐらいになっちゃうんで。やっぱり分けて200万欲しいよなって、そっちを優先しました。
ーーメールマガジンでお送りしている、値引き交渉の記事もご覧いただきましたか?
笠原様:はい。HowMaのメールで、値引きの話とか交渉の部分とか、そういうのが書いてあったんで、すごく参考にしました。何の費用が要るとか、どんな税金がかかってくるとか、そういうのは結構見ましたね。例えば、次のようなコラムです。
- 買主と価格交渉する際に注意点と5つのチェックポイント
- 相続不動産の手続き・売却・税金、後悔しないための完全ガイド
- 土地や建物の名義変更とは?いつ何をすればいいの?費用と注意点も解説
- 現況測量と確定測量の費用相場はどのくらい?測量の基本から節約方法まで
最初の購入予約者が、腰を痛めた。そこに現れた、第二の希望者
ーー売り出し開始は、9月頃ですか?
笠原様:そうですね。9月の半ばから、売り出しました。
ーー内覧の問い合わせは、ありましたか?
笠原様:はい。12月の頭に内覧がありました。60代後半の独身の男性の方で、セカンドハウス的に使いたいって言ってくれて。「購入予約しましょう」みたいな形で、年末にはそういう話になってたんです。
でも年末年始に体の調子が悪くなったらしく、「契約は春になってからでいいですか」って言われたんです。しかも結構値引きも言われて。最終的に「400万だったら契約したい」って。
ーー100万円以上の値引き交渉ですか。
笠原様:はい。400万か…って思ったんやけど、こういう特殊な環境の家やから、これ逃したら多分売れへんやろうって話して。まずは購入予約を、と。
その時、不動産屋さんから「値引きが大きいから、もしこのお客さんより高い値段でも買うっていうお客さんが現れたらどうしますか?」って聞かれたんです。
「もし本当にそういうお客さんが現れたら、そちらと話はしたい」って言ったら、その購入予約をすると言った男性の方も「それは仕方ないな」って、はっきり言ってくれたんですよ。
そして、1月に入って、内覧したいっていう人が現れて。来た瞬間から、「いいです」って。
ーーどんな方だったのですか?
笠原様:陶芸をなさる方で、自然豊かな場所に住みたかったみたいなんです。小さいお子さんもいるのに、「大丈夫なんですか?」って心配したんですけど、「前向きに話をさせてください」とか言って、帰っていって。
そしたら、不動産屋さんが「笠原様、この人なら、値下げ無しで買ってくれるって言うんで、絶対この方に決まるように私プッシュします」って。
ーー本当に値引き交渉は無かったのですか?
笠原様:もう金額交渉は一切なしでした。売り出し金額を見て、「なんでこんなに安く売りに出てるんですか?」みたいな感覚だったらしいです。
人の感覚なので、高いって思ってる人は高いだろうし、安いと思う人にはなんでこの家がこんなに安いの、みたいな。やっぱり不動産の値段は分からんな、と思いましたね。
HowMaはAI査定で「すぐ金額出してくれるから」よかった、周囲に相談できないような人に勧めたい
ーー他の一括査定サイトは、使われませんでしたか?
笠原様:使わなかったですね。他のところは、AI査定って言っても、金額全然出してくれへんのですよ。
HowMaさんだけだったんです、金額を最初に出してくれたのは。他のところは、登録して、すぐに不動産屋さんで査定してもらう、みたいな感じばっかりでしたね。
ーーHowMaのメールマガジンは、参考になりましたか?
笠原様:はい。メールマガジンが来るたびに、読ませてもらってましたね。こうやって段取りするんだなとか。
ーー今回、売却されてみて、満足度は100点満点で何点ですか?
笠原様:80点ぐらいですね。
ーー残りの20点、どういう改善点があったら、より良かったでしょうか?
笠原様:僕ね、満点つけないんですよ。4つが最高。5つっていうのは心底感動したときにしかつけない。
今回は、予想よりずっとうまいこといったんで80点ですね。
ーーもし誰かに勧めるとしたら、どんな人におすすめですか?
笠原様:周囲に相談できないような人、あまり不動産会社に知り合いがいない人には、使いやすいと思います。
【まとめ】何がどう転ぶか分からん。でも行動しないと草刈りから解放されない。だから最初は「AI査定で売却相場を知ること」から始めよう
笠原様の実家売却は、予想外の連続でした。
夏の草刈りに疲れ、最初の購入予約者は腰を痛めて数ヶ月も保留。しかし年明けに「この家が欲しい」という第2の購入希望者が現れた。
「何がどうなって転ぶんか、わからんもんやね」と、笠原様は何度も口にされました。
でも、最終的な「値引きゼロでの売却」を引き寄せたのは、間違いなく笠原様がAI査定を起点として行動を始めたからです。
AI査定で売却相場を見て、初盆で親族と話し、4社と媒介契約して、530万円と売出し金額を決めた。その一歩一歩が、買主との出会いと好条件を引き寄せました。
実家売却は、誰にとっても重い決断です。
しかし「草刈りばかりの夏」を毎年繰り返すより、まずは一歩、物件の今の価値を知ることが未来を変えるきっかけになります。
HowMaのAI査定なら、誰にも知られず、スマホで60秒で今の価値がすぐ分かります。あなたも、とりあえずAI査定から始めましょう。