強気の価格設定は間違い?AI査定+600万を1ヶ月で売却できた思考法

「媒介契約を取りたいだけの不動産屋か、本当に売るために頑張ってくれる不動産屋か。それを見極めることが一番大事だと思います」そう語るのは、これまでに9回の引っ越しと3回の自宅購入を経験し、物件選びや業社選びの目を養ってきた内山様。

息子が連れてきたシェパードが走り回りやすいように、隣近所が近すぎず、のびのび暮らせる環境を求めて、9年住んだ福岡市内の自宅売却を決意します。

HowMaのコラボ査定(一括査定)を2回使って11社に査定依頼する中で、口コミ検索と直感を頼りに、真に信頼できる1社を選び抜きました。そしてハウスメーカーの意見や、厳選した不動産屋さんの言葉を信じて、販売価格を決めた結果、当初の想定を大幅に上回る金額で1ヶ月のスピード売却を実現しました。

そこで、本記事では不動産屋さん選びのリアルな本音に迫ります。

【この記事で見えたポイント3つ】

  1. 業者選びでは、査定額の高さだけでなく、営業担当者の具体的な説明や対応力から見極める。
  2. AI査定や周辺相場を参考にしつつも、物件のグレードや潜在価値を信じ、強気の価格設定で交渉に臨む。
  3. 住みながらの売却でもスピード決着。 わずか1回の内覧で成約。その背景には、信頼できる不動産屋さんとの密な連携があった。

売主様プロフィールと売却の概要

お名前内山 竜太様
ご年齢40代後半
物件のエリア福岡市南区
物件種別戸建て
間取り5LDK
成約価格4,580万円
売却期間1ヶ月
売却理由家族構成の変化(子供の独立)と、愛犬とのびのび暮らせる環境を求めて

自宅売却のきっかけは愛犬だった

ー この度は売却完了おめでとうございます。まずはじめに、内山様のご家族構成について教えていただけますか?

内山様:ありがとうございます。家族は5人家族なんですけど、子ども2人はもう結婚して家を出てまして。今は妻と息子との3人暮らしです。

ー 今回ご売却された福岡市南区の戸建てですが、9年前に購入された経緯はどのようなものだったのでしょうか?

内山様:その前は中央区のマンションに住んでたんですけど、子どもが3人いて、だんだん手狭になってきたんで一軒家に引っ越したんですよ。マンションも売却して、その資金で戸建てを購入したという流れですね。

上の子は高校生、下の子は小学生だったので、個人の部屋が欲しくなってくるタイミングでした。

部屋数があって、駐車場もあって、子どもそれぞれの部屋が設けられるっていう目的で、この家を購入しました。

ー そのご自宅を、今回売却しようと思われた一番のきっかけは何だったのですか?

内山様:1番のきっかけは、息子が室内では飼えないシェパードを家に持ってきたんですよ(笑)。それがもう、密集地だったんで夜中でもワンワン吠えるんですよね。外で飼ってたんですけど、とにかくうるさくて。これは周りに申し訳ないよね、というところから、もっと広いところを探そうかってなって、売却したような感じです。

内山様が売却した物件の外観写真:隣の家が近く密集していることがわかる。
内山様が売却した物件の外観写真:隣の家が近く密集していることがわかる。

ー なるほど(笑)。住宅密集地から離れることが大きな目的だったのですね。

内山様:そうですね。キャナルシティとかも徒歩圏内で、すごく便利な場所なので本当に気に入ってたんですけど、密集地っていうのがネックでしたね。

不動産屋さん選びでは「査定価格を具体的に説明してくれたか」

ー 売却活動はどのように始められましたか?HowMaにご登録いただいたのが2024年の7月ですね。

内山様:そうですね。ネットサーフィンした時に、御社が出てきたのかな。一括査定サイトの比較サイトとかを見ていて、そこから登録したような感じですね。

AIで大体の相場を出してくれるなら、見てみたくて。そしたら一括査定もあったので、その中でコラボ査定も利用したという感じですね。

不動産屋さんからわんさか連絡が入って、どこの不動産屋さんか分からんぐらいでした。前のマンションを売った時も一括査定を使ってので、そこは分かっていましたが。

ただ、その時は不動産屋さんに買い取ってもらったんですが、今回は仲介。しかも住みながら売るっていうのもあって、内見対応など大変な面もありました。

ー 沢山の一括査定がある中で、HowMaのコラボ査定を使った理由は何ですか?

内山様:やっぱりAI査定の部分に惹かれたと思うんですよ。普通の一括査定サイトじゃないと思って閲覧したんです。AIが全部、大体の相場を出してくれると思って見たくて見たんです。それが一番の理由ですね。

ー HowMa以外にも何か一括査定サイトを使ったり、不動産屋さんに直接問い合わせなどしましたか?

一番最初に家を建ててもらったハウスメーカーに相談しました。イーオスっていう地場のハウスメーカーなんですけど、そこに「今大体どのくらいでこの家が売れそうか」って聞いてみました。

ー AI査定価格の更新メールはご覧になりましたか?実際の査定額と比べていかがでしたか?

内山様:御社から送られてくるメールは見てました。LINEも登録したはずです。査定価格は、他の不動産屋さんが出した金額とそこまで大きくは外れてなかったですね。

でも、結果的にはAI査定額より600万ほど高く売却できました。設備のグレードとかが評価されたんですかね。

ー はい、AI査定では数値化できない、設備の状態や日当たりなどがプラスになった可能性はあります。売却にあたって、仲介以外の選択肢、例えば買取などは検討されましたか?

内山様:それなりの金額を出すところがいるんだったら、買取も考えてはいましたけど、やっぱり仲介と買取じゃ金額がだいぶ違うじゃないですか。なるべく高く売りたかったんで、仲介にしました。

当初はゆっくり時間をかけてもいいから、一番高い金額で売りたいな、と。でも、結果的には1回案内しただけでトントン拍子に決まったんで、早かったですね。

ー すごいですね!HowMaでは一括査定を2回、合計で11社に査定依頼をされていますが、そこからどのようにして依頼する会社を絞り込んでいったのでしょうか?

内山様:半分は直感、半分は偏見です(笑)。聞いたことある名前だなとか、「囲い込み」しそうな会社を避けたかったので口コミを調べたりとか。訪問査定には5〜6社来てもらいました。

ー 不動産屋さんを選ぶ際に重視されたポイントは何ですか?

査定価格が高かったというのもありますが、査定価格の根拠を具体的に説明してくれたことですね。

近隣での売却価格と相場をちゃんと比較して「×1.2」とか「ここは×0.8」とかいろいろ計算して、グレードを見て「このグレード高いですからもうそんな価格で売ったらもったいないですよ」とかいう説明までありました。他の会社さんはそういう査定価格の説明はなかったですね。

ー 最終的に媒介契約を結んだのは何社ですか?

内山様:2社です。

御社(HowMa)経由で媒介契約したのはX社さんです。そこが1番対応が良かったんですよ。営業の方が2人で来られて、じっくり家を見てくれて。金額も、予想よりも高かったけど「この価格で売れますか?」って聞いたら、「売れます」って自信満々に言ってましたもんね。

ここが本命かな、と思ったんですけど、結局売却が決まったのは、家のハウスメーカーY社さんの不動産部門経由でした。そこにZ社さんがお客さんを連れてきて、売却になった、って感じです。

ただ、販売価格決めとかは、X社さんきっかけで決めました。

ー X社さんの提案が、価格設定の基準になったのですね。

内山様:そうですね。X社さんは、正直4,400〜4,500万円ぐらいで売れるでしょう、って言ってたんです。こちらもそれで承諾しようかな、と思ってたところに、別の話が出てきて。最終的に4,580万円で売れたんで、良かったですよね。

ー 最初の売り出し価格はいくらにしたのでしょうか?

内山様:4,880万円です。ハウスメーカーの担当だった人が、今は別の不動産屋の社長をいるんですよ。色々情報が聞きやすく、「実際にこのグレードの家を今建てたら5,000万円以上はしますよ」っていうのも教えてくれたから。それもあって、強気でいけるのかな、と。

結局は、X社さんの見立てが現実的でしたね。

ー 今回の売却後、新しい住まいはどんなおうちですか?

田川郡に引っ越して、そこでも一戸建てを購入しました。公道に接していない再建築不可の物件を安く買いました。敷地は1,100平米あるんですよ。犬には最適なんです。すごい走り回ります。

1番の決め手は隣近所がない、田んぼの中にポツンとある一軒家ということ。そして、子供が高校に通える範囲です。日当たりもいいし風通しもいいし、気に入っています。

ー 売却活動は非常にスムーズに進んだように見えますが、振り返ってみていかがでしたか?

内山様:いやもう、1回案内しただけなんです。お盆を挟んでいたので、2週間ぐらい何の問い合わせもなくて、不動産屋さんも「おかしいですね」ってびっくりしてた矢先に、その話が来て、トントン拍子で決まったって感じですね。

ー 初めての仲介での売却で、何か参考にされた情報はありましたか?

内山様:御社のブログ記事を色々見ました。具体的にどの記事かは記憶にないんですけど、売却のためのコツとか、そういう記事を見て、参考になりましたね。

HowMaは売却活動が始まってからも有益

ー HowMaを利用してみての満足度を教えてください。

内山様:90点ぐらいです。良かったと思いますよ、色々参考にできたので。販売状況のグラフとか自分で情報を閲覧できたり、ブログで知識を仕入れられたりするのが楽ですもんね。

特に、周辺の販売数がどの程度あったのかとかは参考にしていましたね。

AI査定価格の更新メールや、周辺の販売状況のメールも結構見てましたね。ただ、近所でいくらで売れたかで相場が大きく変わるじゃないですか。うちの家が売却された後、相場が300万か400万ぐらい上がっていたんですよ。そういうことかと思って参考にしていました。

ー ありがとうございます。残りの10点は、どういった点が改善されれば100点に近づきますか?

内山様:LINEとかで「今の相場はコチラ」ってボタンを押した時に、そのまま移動できればいいんですけど、もう一回ログインし直さないといけないのがちょっと面倒かな、と。アプリとかになって、シームレスに情報が見れるようになるともっと良さそうだなとは思います。

あとは、築年数と価格のグラフがスマホだと少し見づらかったです。

ー 貴重なご意見ありがとうございます。今後、お知り合いの方にHowMaをおすすめしたいと思いますか?

参考に教えてあげたいです。

紹介って難しいものがあるじゃないですか。紹介されて良かったと思うけども、余計なお世話と思われることもあるので。だから、あくまで参考情報としての紹介がいいかなと。

「売るために頑張ってくれる不動産会社」を見極めるためには複数社比較が重要

ー 最後に、これから不動産を売りたい人へのアドバイスがあれば教えてください。

じっくり見てくれる不動産屋さんを選んでほしいなと思いますね。自分で物件を媒介したい不動産屋さんではなくて、ちゃんとお客さんを見てくれて、本当に動いてくれる、売るために頑張る不動産屋さん。それを見極める目を持ってほしいですよね。

媒介契約を取るために頑張る不動産屋さんと、売るために頑張る不動産屋さんがいるっていうのは、今回初めて知りましたけど、それは知っておいてほしいな、と思います。

ー そうですね。不動産会社によって、問い合わせ0が続いた時に、どれほど親身に追加提案してくれるかは大きく差がありますね。最初に1社だけと媒介を結ぶと、売却完了までの期間が伸びてしまうので、まずは複数社と一般媒介を結んで、売却活動中の対応を見極めるといいと思います。

本日はインタビューにご協力いただきありがとうございました。いただいたフィードバックをエンジニアと共有し、サービス改善に努めて参ります。

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