「HowMa利用前は内見ゼロの月が続いていました」
35年前、金沢赴任時に建てた自宅を、千葉に引っ越してからは賃貸に出していた高橋様。
3人目の退去を機に、8年ほど1社専任で売却活動をしていました。ところがHowMa経由の5社にも依頼したら、内見が毎月1-2件入るように。その後、わずか4ヶ月で売却に漕ぎつけました。
「もっと早くHowMaを知っていれば」と語る高橋様の体験談です。
【このインタビューで見えたポイント3つ】
1.HowMa利用前後で内見数が0〜1件/月→1〜2件/月に増加
2.AI査定で適正相場を把握、大手査定額と同じくらいで安心
3.転勤族・地方物件所有者にとって、地元複数社との接点が作れることこそHowMaの価値
売主様プロフィールと売却の概要
| お名前 | 高橋 修様 |
| ご年齢 | 60代前半 |
| 物件のエリア | 石川県金沢市 |
| 物件種別 | 戸建て |
| 間取り | 2LDK |
| 成約価格 | 800万 |
| 売却期間 | 4ヶ月(HowMaご利用から売却完了まで) |
| 売却理由 | 賃借人が退去し、空き家になったため |
35年前に金沢赴任時に建てたが転勤後は賃貸に出した
ーー高橋様のご職業と家族構成について教えていただけますか?
高橋様:昨年退職いたしましたが、製薬会社の営業をしていました。家族構成は妻と息子の3人家族です。
ーー今回ご売却された金沢市の戸建てはいつ頃ご購入されたのでしょうか?
高橋様:35年ほど前に建てました。当時は北陸支店に勤めており、結婚5年目のタイミングで「いつかは自分の資産を持ちたい」という思いから金沢で家を建てました。
金沢での生活は1990年まで続きましたが、その後転勤となり、以降約26年間は賃貸に出していました。3回入居者が変わったのですが、入居者の中には、金沢大学で勉強されている女性で、ご主人が横浜にいらして単身でお住まいいただいた時期もありました。
賃貸から売却へ、転機となったのは不動産会社からの一言
ーー売却を決めた理由をお聞かせください。
高橋様:賃借人が退去して、賃貸管理を依頼していた不動産会社から「建物も古いので賃貸は厳しい」と言われたこと、そして家族の事情で金沢への移住予定がなくなったことが重なったからです。
実際、賃貸募集をかけても応募がしばらくなかったものですから、ちょっと賃貸を諦めてというところもあります。しかも春の入居シーズンをすぎたため、売却しようと決めました。
8年間売れなかった理由:専任1社の限界
ーー仲介は、最初どちらの会社にお願いしていたのですか?
高橋様:最初の3年は、賃貸管理をお願いしていた不動産会社A社に専任で依頼していました。しかし2020年くらいに、家を建てた時にお世話になったハウスメーカーB社に仲介事業が立ち上がったと聞き、 B社専任に変更しました。
B社は能登地震の翌日午前中には建物の状況確認に行ってくださるなど、地元企業ならではのサポートもありがたかったです。また、大手ゆえ、ざっくりではなく、きちっとした相場を知っていて、さすがだなと思いました。近隣相場の説明とか、土地だけならいくら、建物を加算したならいくらって説明がありました。
ただ、大きな会社なので、引き合いが多いのかなと期待していましたが、普段の会話の中でもガツガツしてないからでしょうか。B社に変えても、内件数が増えたという実感はなかったですね。
しかも媒介契約の更新の時にちょっと空白感が生じたんです。北陸は雪がありますので、降雪前の時期や3月の転勤シーズンっていうのは非常に貴重なタイミングだと思うんですけど、そこをちょっとワンシーズン機会を逃してしまったんです。
きつくクレームを言って、別途広告を打ちますとは言ってくれたんですけど、専任なんだからもっと積極的に打って欲しいなって思っていました。
ーーブランド力がある大手専任に切り替えても、内見数が増えないのは期待外れですね。おっしゃる通り、年末〜3月は問い合わせが増える傾向にありますので、その担当者さんの対応には不安が募りますね……。専任だと、どうしても担当者の経験や力量で、機会を掴めるか変わります。
なぜAI査定が安心材料になったのか
ーー2021年の年末に初めてHowMaをご利用いただいたきっかけは何でしたか?
高橋様:なかなか売れない中、相場情報が知りたくて、Yahoo!で「金沢市 中古」とかで検索したところ、御社がかなり上位でヒットしました。すぐに土地の値段が出ることに魅力を感じ、利用させていただきました。
HowMaからの定期メールは、もうそれは楽しみというか、必ず見ていました。物件価格情報と相場状況の変化、この2つの情報が非常に参考になりました。
しかもB社の査定額とほぼ同じだったことで、売り出し価格の妥当性も確認でき安心しました。
ーー他社のAI査定サービスは利用されましたか?
高橋様:HowMaのAI査定で十分満足だったため、他のところは見ていないです。
そして御社から複数社への査定依頼できますよ(コラボ査定機能)とのご案内メールを見て、これだ!と思いました。中々売れない状況を打破できると直感し、是非利用させていただきたいなと飛び乗ったんです。そのため、A社とは専任契約から一般契約に変更してもらいました。
HowMa利用後すぐに変化:毎月1〜2件の内見申込が入るようになった
ーーHowMaのコラボ査定では、最大6社選択できます。どのように不動産会社を選びましたか?
高橋様:確か5社選択しました。選択基準は地元密着で、戸建てに強いところを重視しました。また、最初の電話やメールのやり取りが誠実で、物事を整理して話してくださる会社を選びました。
ーー複数社に依頼した効果はいかがでしたか?
高橋様:B社と5社、同じ条件で始めると、毎月1〜2件の内見をいただけるようになりました。これまでになかったことで、非常に嬉しく安心できました。クリック数も上がり、広く広告を打てている実感がありました。
内見者の指摘からわかった物件の個性と、エリア相場を揺るがす事件
ーー売り出し価格の変遷について教えてください。最初はどのくらいの金額から売り出していたのですか?
高橋様:最初、A社では2,000万円で始めました。というのも土地が100坪で、坪20万で購入しましたので、土地代ぐらいはやっぱり欲しいなと。
そこからB社専任に変更したタイミングで1,680万円に下げて、そこからさらに1,280万円まで値下げました。
一般媒介に変更したとき、5社から開始値段はいくらにしますかっていう質問を受けました。直近の値段が1,280万円でしたので、皆この値段でお願いしたいと、合わせてもらいました。
ーーかなり思い切った価格改定をしているのですね。どのような理由があったのでしょうか?
高橋様:内見が入ってもなかなか決まらず、内見者からどのような指摘があったかを聞くと、「土地が広すぎる」「駐車場の入り口の傾斜が気になる」という2点が主な課題として挙がりました。
まず、100坪(周りの家の1.5倍)という広さが今のニーズに合わないことですね。そして下り坂のところに立ってるお家なんですが、駐車スペースを掘り下げていないので、車の底がすれるということを気にされたそうです。もし駐車場をフラットに作り替えると100万以上かかると。その2点で経遠されておりました。

さらに近隣で熊が出没し、犬の散歩中の方が襲われる事件が発生しました。その方は軽傷で済んで良かったんですが、熊出没エリアと有名になってしまい、特に小学生のお子さんがいる家庭からは敬遠されるようになりました。それで一気に物件エリアの価格が落ちましたね。
ーー弊社のコラボ査定をご利用いただいたのは1月でした。ここから春にかけて需要が高まる、問い合わせが増える時期ですね。さらに価格見直しをを検討されたのでしょうか?
高橋様:はい。春を過ぎて検討していたところだったんですけれども、今回売れたのは向こうからの条件が出たんですね。
ーーついに買いたい方が現れたのですね。どのように売却が決まったのですか?
高橋様:5月に名古屋の不動産会社から800万円での買取提案がありました。土地が欲しかったのでしょうね。1年ほど前に、石の屋根剤にアスベストを使っているという問題が分かりましたが、解体前提での価格提示でした。
複数社での売却活動で内見数が増えたことが最大の成果
ーーHowMaのサービス満足度はいかがですか?
高橋様:100点満点中85点です。期待以上でした。
特に複数社での売却活動により内見数が増えたことが最大の成果でした。A社の場合は県外からの転勤者中心でしたが、地元密着の会社を複数選ぶことで県内の購入検討者にもアプローチできました。
ーーサービス改善への要望があれば教えてください。
高橋様:15点分の改善点として、不動産会社の差別化要素をもっと明確にしてほしいです。例えば、仲介手数料の割引を行う会社があることを選択時にわかるようにしていただけると、より適切な選択ができると思います。
また、担当者との相性は非常に重要です。最初のコンタクト時点で担当者の印象を評価し、必要に応じて担当者変更ができるような仕組みがあると良いでしょう。私自身も営業をしていた経験から、言葉遣いや提案の仕方には非常に敏感になっています。
ーー貴重なご意見をありがとうございます。各不動産会社の差別化要素を知りたいというご意見は多数いただいており、不動産会社の強みや得意分野をまとめたページ機能を2025年の2月にリリースいたしました。
また、担当者変更については初めての意見でしたので、今後社内で検討させていただきます。
地方物件×転勤族の課題解決にHowMaはおすすめ
最後に、どのような方にHowMaをおすすめできますか?
高橋様:転勤族の方、内見が全然入らないで困っている方には絶対におすすめします。地元に住んでいない方にとって、複数の地元企業との接点を持てることは非常に価値があります。
また、新しいサービスに好奇心・期待を持てる方には気に入っていただけると思います。大手サービスとは違う、痒いところに手が届く攻め方をしている印象を受けました。
ーーこの度は、リアルな経験談と率直なご意見をお聞かせいただきありがとうございます。今回伺ったことをサービス改善に役立てて参ります。
複数社への査定依頼・一般媒介契約が成功の鍵
10年近くに渡るの売却活動を経て、高橋様が辿り着いた結論は「複数社での売却活動による露出の重要性」でした。
「遠方の物件」「地方物件」特有の課題を抱えながらも、サービスをうまく活用することで納得のいく売却を実現した体験談は、同じような状況にある多くの方への示唆に富んでいます。ご参考になれば幸いです。
【HowMaの使い方(高橋様のケース)】
①物件住所を入力するだけで今の相場を確認(AI査定:無料・30秒)
②定期的な相場レポートで市況把握
③地元密着5社に一括依頼(コラボ査定:無料・60秒)
④地元密着×大手とバランスが良い媒介契約で、売却活動
⑤毎月確実に内見が入るようになった
高橋様のように長期間停滞していた売却活動でも、適切な相場把握と、複数社と媒介契約を結ぶことで突破口が見つかります。