AI査定で不動産の出口を見極めた。10年保有の投資マンションを1ヶ月で売却できた50代投資家の決断

「金利が、目に見えて上がり始めたんですよね」

生命保険会社のIT部門で働く田中様が、目黒区の投資用ファミリーマンションを売却しようと思ったきっかけは、銀行から届く金利変更通知でした。

実は田中様は、2018年からHowMaのAI査定を利用。「今売ったらいくらか」を定期的に確認しながら、10年間の運用状況と市場動向を冷静に見極めていました。

そして2023年、金利上昇と、60歳という節目を迎えるにあたって、HowMaのコラボ査定(一括査定)を依頼。

6社の中から「すでに買い手を抱える会社」を選び、わずか1ヶ月で7,580万円という納得の価格で成約しました。

相場を知り続けることが、最善の出口戦略になる。

HowMaを活用して10年間の資産価値を追ってきた、投資家のリアルな売却戦術に迫ります。

売主様プロフィール

お名前田中 浩二様
ご年齢50代後半
物件エリア東京都目黒区
物件種別2LDKマンション
売却期間約1ヶ月
売却価格7,580万円
売却理由金利上昇と、60歳を目前であること、自宅を購入したいため

営業電話がきっかけ。でも、買ったのはリーマンショック後

ーーまず、田中さんのご職業とご年齢、家族構成を教えていただけますか?

田中様:仕事は会社員です。生命保険会社のIT部門で働いています。家族構成は、妻と娘が2人います。娘2人はもう成人して社会人になって、今は妻と2人で東京に住んでます。

ーーHowMaには複数ご登録いただいていますが、今回ご売却された目黒区の投資用マンションでしょうか?

田中様:はい、池尻大橋のマンションです。これが初めての投資用物件でした。

HowMaに現在登録しているのは、自宅と、投資用マンション3つ、あともう1件です。こちらはもう売却したんですけども、家内の両親が住んでいたマンションも私名義で大阪に持ってました。

ーー2014年の時点で、東京にお住まいだったのでしょうか?

田中様:いいえ、生まれも育ちも大阪でして。数年前に仕事で、東京に転勤したんです。それまでは東京はたまに出張で行くぐらいで。

ーーそれでも東京の物件を買おうと思った理由は?

田中様:やっぱり投資を考えた場合に、場所的に東京かなというのもあったのと、たまに営業の電話がかかってくるじゃないですか、「買いませんか?」みたいな。最初は買うつもりはなかったんですけども、担当の方も熱意もあったし、ちょうどリーマンショック後で、比較的手頃な価格で当時東京物件を買えましたので、リスクもそれほどないかなと思って。

HowMaとの出会いは2018年。相場を知りたかった

ーーHowMaのアカウントを作成いただいたのが、2018年7月ですが、どういうきっかけだったか覚えていらっしゃいますか?

田中様:多分、相場を知りたいっていうのがあって、「今売ったらいくらぐらいなんだろう」みたいな。相場をやっぱり知りたかったので、そういうのを多分ネットで検索してて、御社サイトがそこに出てきたっていうことだったと思います。

誰かからの紹介ではなかったので。

ーー他にも相場を把握するようなサイトは使っていましたか?

田中様:ないです。あとは普通のスーモさんとかで近隣の売買とか賃貸の相場なんか見るようにはしてますけども。御社のようなサイトは他には登録してないです。

ーーHowMaのメールで定期的に価格更新の情報が届いていたと思うんですけど、ご覧になっていましたか?

田中様:見てました。結構まめに見てましたね。で、相場観を掴んでいたので、実際に売却する時も、自分の中で「7,500万円ぐらいかな」っていう目安がありました。

金利が上がり始めた。「そろそろ時期かな」

ーー今回、売却しようと思った1番のきっかけは何でしょうか?

田中様:値段も結構上がってきてましたし、1番の決め手は金利がやっぱり上がり始めたんですよね。目に見えて、数ヶ月単位で金利がちょこちょこ上がっていくみたいな状況になってきましたので。

ーー金利の情報は、どこで見られていました?

田中様:銀行の返済で定期的に来るじゃないですか。「金利が変わりました」みたいなのが。イオン銀行さんはまだ、比較的大人しかったかな。

でも上がっていくのはもう見えてたし、世の中的にも情勢的にもこれから金利が上がっていくっていうのは、ほぼ確実に見えてましたので。

あとは、私も年齢が今年60ですので、その辺も考えると。あとは10年経ちましたんで、出口としてはタイミングとしては今かなと思って、一括査定をして、今回の成約につながったっていう経緯です。

HowMaを使って6社に査定依頼。決め手は「既に買い手を抱えている」こと

ーーHowMa経由で何社に査定依頼をされたんですか?

田中様:6社ですね。

ーー最終的に、どの会社と媒介契約を結ばれましたか?

田中様:1社と専任媒介契約を結びました。

ーーその会社を選ばれた決め手は何でしょうか?

田中様:査定価格もそうですけど、1番の決め手は「既に買い手を複数抱えている」という話です。投資用物件を探している顧客がいて、条件がマッチすれば迅速に成約できるということでした。実際、担当者の対応も良かったですし。

ーー他の会社さんの査定価格はどうでしたか?

田中様:幅がありましたね。8,000万円を超える高額査定もありましたけど、私の中では、AI査定の7,500万円ぐらいが妥当かなと思っていたので、現実的な価格を提示してくれる会社を選びました。

わずか1ヶ月で成約。買い手は外資系企業の役員

ーー専任媒介契約を結んでから、成約までどのくらいかかりましたか?

田中様:約1ヶ月ですね。本当に早かったです。

ーーどんな方が購入されたんですか?

田中様:外資系企業の役員で、高年収のサラリーマンの方でした。興味深いことに、その方は池尻エリアに居住していて、近隣での投資物件を探していたんです。地域に精通していて、将来性も理解されている方でした。

実は、購入者の方が私の会社と以前取引があって、私の部下と大学の同級生だったんです。そういう縁もあって、信頼関係がスムーズに築けました。

ーー最終的な売却価格はいくらだったのでしょうか?

田中様:7,580万円です。想定していた7,500万円を上回る金額で、値引き交渉もなく成約しました。

他にも投資物件を保有。でも、段階的に売却中

ーー池尻の物件以外にも、投資物件をお持ちだったんですよね?

田中様:はい。名古屋と大阪にマンションを2戸、蒲田に1戸、持っていました。でも、金利上昇局面を受けて、段階的に売却しています。池尻が最初で、その後名古屋と大阪の物件も売却しました。

この2件の売却でもHowMaの一括査定を使いました。

ーー蒲田の物件も、今後売却予定ですか?

田中様:娘の就職に合わせて購入した経緯があって、現在は賃貸中です。将来的な売却も検討していますが、今は様子見ですね。

ーー今後、新たに投資用不動産を購入する計画はあるのでしょうか?

田中様:60歳という年齢を考慮して、今後新たな不動産投資は行わない方針です。一方で、最終的な居住地として東京での自宅購入を検討しています。投資から実需への転換ですね。

HowMaの満足度は90点。改善点はAI査定の精度

ーーHowMaのサービスは100点満点中何点ですか?

田中様:90点ですね。無料で継続的に相場情報を取得できる点は、投資家にとって大きなメリットでした。定期的に送られてくるメール通知で物件価値の推移を把握でき、売却タイミングの判断材料として活用できました。

また、AI査定は匿名で利用でき、営業電話を避けられる点も良かったです。

ーー高い評価をいただきありがとうございます。一括査定機能についてはいかがでしょう?

田中様:複数の不動産会社と、効率的にマッチングできる点も高く評価しています。特に、私のように地方在住者が東京の物件を売却する際や、馴染みのない地域での売却において、地元の不動産会社との接点を作れる価値は大きいです。

ーー改善点はありますか?

田中様:AI査定価格の精度ですね。実際の売却価格と比較して1割程度高く表示される傾向があると感じました。特に投資用物件と居住用物件の区別が不十分かなと。

あとは、投資家向けの情報として、金利動向や地域別の人口動態、再開発情報などの定期的な提供があれば、より価値の高いサービスになると思います。

【まとめ】出口戦略は、投資開始時から考えておくべき

太田様が語る「10年にわたる不動産投資と、1ヶ月の短期売却成功」から見えてくるのは、相場を知り続けることこそが最強の出口戦略だということです。

今回わかった成功のポイントは、次の2つです。

  • AI査定を継続的に使うことで、自分の物件の価値を常に把握できる
  • AI査定を基準に6社を比較することで、冷静に会社を選べる

太田様はこう振り返ります。「AI査定を見ていたからこそ、今が売り時だと自信を持って動けた」

不動産投資は、タイミングの勝負です。

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