「いつか売らなきゃ…」
そう思いながら、気づけば実家を相続してから5年も経った。
誰も住んでいないし、固定資産税は毎年かかる。夏になれば、暑い中草を刈らなきゃいけない。でも、実家を売ろうにも、どこから手をつければいいのか分からない。
今回お話を伺った乾様は、まさにそんな状況でした。奥様がご両親から相続した、県内にある実家を前に、「いつか売却しよう」と思いながら行動できないまま、5年が過ぎていました。
そんな乾様を動かしたのは、テレビで見た「相続登記の義務化」のニュース。そして、ネットでたまたま見つけたHowMa(ハウマ)のAI査定でした。
AI査定額は1,300万円。最終的に売却できた価格はなんと1,800万円!なぜ500万円も上乗せできたのでしょうか?
初めての不動産売却で、HowMaを通じて出会った不動産会社の提案のおかげで、驚きの好条件での売却を勝ち取った裏側を詳しく伺いました。
【この記事で見えたポイント3つ】
- 「隣地との一体開発」という提案:優秀な不動産会社は、単に売るだけじゃない。隣の空き家にも目を向け、一体開発を提案。AI査定額が1,300万円→不動産会社の査定額1,700万円→最終的に1,800万円で売却へ。
- AI査定は「最初の一歩」:路線価などで自分なりの相場観は持っていたが、AI査定で客観的な数字を確認。それを基準に不動産会社の提案を冷静に判断できた。
- 「相続登記義務化」がきっかけに:法改正というニュースが、相続不動産の売却を決意させた。売却タイミングを逃さないことの重要性。
売主様プロフィールと売却の概要
| お名前 | 乾 稔様 |
| ご年齢 | 70代 |
| 物件のエリア | 岐阜県中津川市 |
| 物件種別 | 戸建て・土地(農地含む) |
| 成約価格 | 1,800万円台 |
| 売却期間 | 約4ヶ月(査定依頼から売買契約まで) |
相続は突然にやってくる。でも動けなかった理由
ーー本日はお時間いただきありがとうございます。乾様の家族構成を教えてください。
乾様:妻と2人です。
ーー今回ご売却された、岐阜県中津川市の物件は、いつ頃ご購入されたのですか?
乾様:いや、相続ですから、ずっと前なんですね。相続したのは5年ぐらい前です。
ーー5年前にご相続されたのですね。これは、奥様のご両親のご自宅だったのでしょうか?
乾様:はい。妻は4人兄弟なので、4人で相続しました。
ーーそうしますと、4人の共有名義ということですね。
乾様:そうです。
ーーその物件を売却するにあたって、不動産会社へのお問い合わせなどは、乾様がすべて担当されたのでしょうか?
乾様:私が全部やりました。
ーーそれは、奥様やご兄弟から「お願いします」とお話があったのですか?
乾様:そうですね。まあ、自宅を購入した経験と、自分の両親が亡くなった時に実家を相続したことがあるので。
ーー相続されてから5年経っていますが、今年になって本格的に売却へ動き出されたきっかけは何だったのでしょうか?
乾様:えっと、相続登記の法律が変わりましたと、テレビのニュースで見て。それから動き始めました。
放置されていた5年間。草刈りと固定資産税支払いの日々
ーー相続されてから5年の間、お家の片付けや管理はどのようにされていたのですか?
乾様:家の中の片付けは終わっていました。管理は、4人で順番にやっていましたね。みんな近くに住んでいたので、順番に風通しをしたり、草刈りをしたりしていました。
ーー売却以外の選択肢、例えば誰かが住むとか、土地を貸すとか、そういったお話はなかったのですか?
乾様:いや、考えていませんでした。みんなそれぞれ自宅があるので、売って分けようということで。
ネット検索で「たまたま」見つけたHowMa。そして3社との出会い
ーー売却を決意されて、最初は何から始められましたか?
乾様:近くの不動産屋に散歩しながら聞いたぐらいですけど、あまり参考にはならなくて。最終的にはネット検索でたまたまHowMaさんを見つけたんです。
ーーHowMaの一括査定を申し込まれて、3社にお問い合わせされましたね。
乾様:ええ、それぞれで、なかなかいいところもありました。特にA社さんとB社さんは丁寧にやってくれましたね。最終的にA社さんと契約しました。
ーーA社さんに決めたのは、どういった理由だったのでしょうか?
乾様:対応が親切で丁寧だったのと、何より、隣の家も空き家だということを見て、「向こうにも話をしてみますわ」と提案してくれたんです。これが一番大きいですね。
1,300万円が1,800万円に。「隣地との一体開発」という魔法
ーー隣地との一体開発、ですか。
乾様:隣の家もちょうど相続があって、空き家になっていたんですよ。それを一括でやるということで、開発がしやすくなって、査定価格を上げてもらえたんです。
ーー最初の査定額は、いくらぐらいだったのですか?
乾様:最初は1,300万円ぐらいでしたね。
測量してみたら、間口が狭かったんですけど、隣と一緒に売ることで、その問題もクリアできたんですよね。隣と一緒にやることで、1,800万円まで上がったんです。
ーー間口の問題が解決したのですね、すごいですね。だから査定額から500万円も上がったわけですね。
乾様:A社さんが本当に良かったんです。非常に良い提案だったと思っています。
ーー売却先はどちらになったのですか?
乾様:工務店さんですね。戸建ての土地として、隣と一緒に購入してもらう形になりました。うちだけ売れても隣が古い空き家だと、セキュリティ的にも不安だし、新築がいくつか建つなら、それがいいなと思いました。
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ーー乾様は、普段から不動産の情報をチェックされていたのですか?
乾様:路線価とか、国交省のサイトで調べたりはしていました。固定資産税も払っていますし、そういう情報は自然と目に入りますよね。
だから国交省のサイトで見て、大体このくらいが相場かな、という感覚は持っていました。
ーー普段の情報収集は、どのようにされていますか?
乾様:最近はテレビのニュースが多いですね。ネットも使いますけど、音声検索が便利で、GoogleのGeminiとかChatGPTとかも使っていますよ。
キーボードが打てなくなってきたので、音声の方が楽なんですよ。最近はAIが誤変換も自動で修正して読み上げてくれるから、すごく便利ですよね。
売却が決まり、夏の草刈りから解放された
ーー売却が決まったのは、いつ頃だったのですか?
乾様:7月ですね。引き渡しは8月に手付金をもらって、最終的な引き渡しは来年の2月になります。解体やボーリング調査があるので。
ーー売却が決まって、生活に何か変化はありましたか?
乾様:今年は草刈りに行かなくて済むようになりました(笑)。あれ、夏は大変でしたからね。
ーー今回の売却について、HowMaの満足度は100点満点で何点でしょうか?
乾様:100点ですね。本当にいい提案をしてくれる不動産会社を紹介してもらったので。3社とも、それぞれやってくれましたけど、HowMaが良い会社を選別してくれたのかな、と思っています。
「いつか売らなきゃ」を「今売ろう」に変えるきっかけはAI査定だった
乾さんのお話は、「自分にもできるかもしれない」と思わせてくれる体験談です。
「いつか売らなきゃ」と思いながら片付けを進めても、売却にはなかなか踏み出せない。何から始めればいいか分からない。そもそも、そんなに急ぐ理由もない。
それでも、法改正というニュースが背中を押し、AI査定という第一歩が道を開きました。
乾様は、特別なことはしていません。ネットで検索して、3社の話を聞いただけ。
しかしHowMaがきっかけで優秀な担当者と出会い、「隣地一体開発」という提案によって、AI査定額より500万円高く売却することができました。
HowMaのAI査定は、そんな最初の一歩を誰でも簡単に踏み出せるツールです。電話もなく、スマホですぐに相場価格が分かります。相場を知るだけで、親族と話しが進み、未来の選択肢が見えてきます。
まずは、あなたの不動産の「本当の価値」を知ることから、始めてみませんか?
固定資産税と夏の草刈りから解放された乾様のように、あなたも重い荷物を降ろせる日が来るはずです。