「両親の家なので、スッキリしたかったんです」
お父様が亡くなって10年、そして2024年3月にお母様が他界。山田様は、ご自身が育った築50年を超える小金井市の実家を、お兄様と2人で相続しました。
仕事に追われる日々の中で、不動産会社とのやり取りに時間を割く余裕はない。それでも「大切な資産だからこそ、納得して手放したい」。
そんな思いから山田様が選んだのは、解体・仲介まですべてを一手に引き受けてくれる不動産会社に「すべてをお任せする」という選択でした。
ただし、決して「丸投げ」ではありません。4年前からAI査定サービスHowMa(ハウマ)で相場を追い続け、プロの提案を客観的に、そして冷静に判断するという戦略でした。
これは、プロの力を最大限に活用しながらも、「任せる」だけに終わらない。
多忙な現代人が実践すべき、後悔しないための不動産売却の成功事例です。
【この記事で見えたポイント3つ】
- AI査定は「判断の拠り所」:プロに任せるからこそ、その提案が妥当かを判断する客観的な指標が必要。AI査定をセカンドオピニオンとして活用し、納得感のある意思決定を行った。
- 「電話営業が少ない」の価値:最初の情報収集段階で、電話営業のストレスがないサービスを選択。自分のペースでじっくりと相場感を養うことが、後の冷静な判断に繋がった。
- 「売却はお任せ」という選択肢:仕事で多忙な中、解体・片付け・測量・仲介までを一手に引き受けてくれる不動産会社に依頼。プロの専門的知識を最大限に活用した結果、スムーズな売却を実現。
売主様プロフィールと売却の概要
| お名前 | 山田 昇様 |
| ご年齢 | 50代後半 |
| 物件のエリア | 東京都小金井市 |
| 物件種別 | 戸建て(解体後、土地として売却) |
| 成約価格 | 5,380万円 |
| 売却期間 | 約3ヶ月(売り出しから売買契約まで) |
| 売却理由 | ご両親から相続した実家の整理のため |
母の施設入所を機に始まった、4年間の売却準備
ーー本日はお忙しい中ありがとうございます。まず、山田様のご職業やご家族について教えていただけますでしょうか?
山田様:はい。職業は、経営とかのコンサルティングをやっていまして、個人事業主です。家族は妻が一人います。
ーー今回ご売却されたのは小金井市にある戸建てとのことですが、ご購入の経緯からお伺いできますか?
山田様:ええ、私が購入したものではなくて実家ですね。父親たちが建てた家なので、もう築50年以上経ってるんですよ。改築とかはしてますけども。
父親が10年ぐらい前に亡くなっていて、母親が2024年の3月に亡くなりまして。兄がいるんですけど、兄と2人で相続して、売却をすることになりました。
兄と相談をして、自分たちで上物を建て直して賃貸にしようかとか、投資として使うみたいな案もありましたけど、まあ結局は売却っていう形に決めました。
ーーHowMaには2020年にご登録いただいていますが、それはどういったタイミングだったのでしょうか?
山田様:母が心臓の病気で倒れて、手術をしたんです。その後に、その小金井の家から老人ホームというか、施設に入るタイミングだったので。そこで家族で話し合って、まあタイミングを見て家を売ろうかという話になったんですね。
ーーお母様が施設に入られる際の費用などを念頭に、まずは価格を知りたいなっていうところですね。
山田様:そうですね、実際に売却したらいくらか、まず知りたかったって言うところですね。その時は、直接不動産会社の方に話はしていません。御社のサービスだけで、という感じでした。
施設の費用とか、母の生活費とか、まあどれくらいかかるかも、まだその時はわからなかったので。
「電話が嫌だった」から選んだHowMa。AI査定で静かに相場感を養う
ーーHowMaはどのようにして見つけられたのですか?
山田様:多分、Googleの検索で見つけました。「自宅 売却」とか、そういうキーワードだったと思います。相続というよりは、売ってお金を作る、という観点で調べていましたね。
ーー当時、AI査定サービスは他にもあったかと思いますが、その中でHowMaを選ばれた決め手はありましたか?
山田様:まあ2つか3つぐらいは見たと思うんですけど、一番は、仕事があるので頻繁に何か電話がかかってくるのが嫌だったんで。御社の場合はメールで連絡をいただけるとか、直接電話が少なそうだったので、選ばせてもらったんですよね。
ーーなるほど。ご自身のペースで情報収集を進めたかった、と。
山田様:ええ。あとは、AI査定も確認しつつ、複数の不動産屋さんの査定を見られる「コラボ査定」の仕組みとか、近隣の状況とかを見れる、という点も良かったと思います。
ーー2020年からずっと、HowMaからの価格更新メールなどはご覧になっていましたか?
山田様:はい。よく見てたのは、もう価格の更新とか「それぐらいの相場ですよ」みたいなメールですね。それで相場感を見て、たまに時間があればそのコラム的なものも拝見しました。
ーーコラムでは、どういった内容が参考になりましたか?
山田様:相続とかよりは、「土地を売った時にどうなるのかな」という税金の話のほうが興味があったので、拝見させていただきました。近隣でどれぐらいで売れました、みたいな記事も。
やっぱり、実際売れるのかな、とかっていう心配もあったので。小金井ですし、売れないことはないんですけど、どれぐらいになるのかな、とか、温度感はあるかなっていうのはちょっと気になってたので。
相続、そして売却へ。AI価格を踏まえた上ですべてを任せられるプロに依頼
ーーお母様が亡くなられて、本格的に売却活動を開始されたのですね。
山田様:はい。3月に亡くなりまして、ちょっといろいろもろもろ整理したり。まあタイミング的には、もう売ろうかと兄と話して。売却に関しては、ちょっと私の方が一任されました。
兄の方はそれ以外の資産、銀行預金とか保険とかがあったので、2人で分担して、家の件に関しては私が、という形でした。
ーーそのタイミングで、HowMaのコラボ査定(一括査定)をご利用いただいたと。
山田様:ええ、ただ目的としては、不動産会社さんに問い合わせを、というよりかは、AI査定だけではなくて、実地の状況を加味した価格がどれくらいなのかな、というのを知りたい、というところが一番でした。
ーー一括査定では、8社の中から6社を選んで依頼されています。どういった基準で選ばれたのでしょうか?
山田様:正直、あまり覚えていないんですが、バランスは見たと思います。大手と、地場でやってらっしゃる会社さんと、ですね。
ーー査定依頼の後、不動産会社からの連絡はありましたか?
山田様:実際来られたのは、6社のうち2社ぐらいですね。
多分その2社様は、現地を実際に見られたんだと思うんですよ。連絡があって見させて、という話ではなかったんですけど、お話を伺っていると、見に行かれたんだな、と。
私の土地の周りも、今、戸建てを結構建てていて。前は駐車場だったところがちょうど建ててるとこだったとか、そういう話もされてたんで、まあ実際見に行かれたんだなっていうのはありましたけど。
ーー最終的には、その2社と契約されたのですか?
山田様:いいえ、最終的に依頼したのは、1社です。
ーーその会社に決められた、一番の理由は何だったのでしょうか?
山田様:うーん、まあ、ぶっちゃけ何かやりとりが煩雑、というのが嫌だったのと、あとは、この土地の売買だけではなくて、まあ相談ができそうだった、というところです。
家自体がもう築50年以上経ってる古い家だったので、解体する必要があったんです。その解体とか、家の残置物の片付けだとか、測量とか。
他の会社さんは、あまりそういう提案はなかったんです。家の上物を壊す話もなく、そのままで売ります、みたいな感じだったので。
ーー売却だけでなく、そこに至るまでの煩雑な手続きを丸ごとお願いできたと。
山田様:そうです、そうです。多少ちょっと手数料的なものは取られますけど、まあ、仕事があって忙しいですしね。その辺でちょっと助かったな、と。
公開即、買い付け!プロの力で実現したスピード売却
ーーその会社さんとは、どのように売却を進められたのですか?
山田様:家の片付けとか遺品整理があったので、売り出しは9月の頭ぐらい、ほんと最近ですね。で、公開したその日に買い付けが来ちゃって。
ーーその日にですか!
山田様:ええ、その日に3社さんから来て。建売系のA社さんが一番最初に来て、その日にA社さんに決めました。来たのは、A社さんと大手不動産会社さん、あと鉄道系不動産会社さんでしたね。業者さんばっかりでした。
ーーすごいスピード感ですね。
山田様:そうなんです。だから、実は契約を結んだ後に、隣の家の人が「買いたい」って言ってきまして(笑)。
ーーそれはまた、すごいタイミングで…。
山田様:ねえ、まあまさかね、そういう話になるとは思わないんで。もうA社さんと契約しちゃってたので、あとはそちらとやってください、っていう感じでしか言えなかったので。
ーーもう少しゆっくり進めていれば、また違う展開があったかもしれませんね。
山田様:そうですね。兄の方が早くすべてを終わらせたい、すっきりしたい、みたいな感じだったので。急いでたんでね。
もうちょっと時間かけてゆっくりやれれば、もちろん高く売れたかもしれないし、それはまあわかんないですけど。下がっちゃうかもしれないですし。
プロに任せるからこそ、AI査定が「武器」になる
ーー最終的な売却価格について、HowMaの査定額は参考にされましたか?
山田様:はい、もちろん。その、今回お願いした会社さんと、まあ「いくら」みたいな価格を決めるときに、すごく参考になりました。
査定価格は参考にさせていただいて、その上で「これぐらいで」というのを出してもらって、最終的に決めた、という感じです。
ーープロの意見を、客観的なデータで裏付けられた、ということですね。
山田様:ええ。そういう意味では、すごく利用させていただいて。すごくよかったなと思います。
なかなか不動産屋を決めるってできないので、そういう参考になったり、横並びで比べられるので。まあそういう意味ではすごく良かったので、もし何かそういう同じような立場の方とかいらっしゃれば、ご推薦はしたいと思います。
ーーありがとうございます。他に、HowMaのサービスで改善してほしい点や、こういう機能があれば、というご要望はありますか?
山田様:そうですね、相続のこととか、土地の運用の仕方とか。さっきおっしゃられてた、なんか賃貸として活用とか。そういった情報もあれば。売ってからどうするのかみたいなサービスがあると、もっとニーズに合っていたかもしれません。
ーーなるほど。売却以外の選択肢も含めた情報提供、ということですね。
山田様:ええ。あとは、もっとその価格に関しての更新頻度があってもよかったかもしれないですね。結構なんか1ヶ月に1回ぐらいだったと思うんで。
ーー(マイページの通知設定についてご説明し)そうでしたか。ご自身の状況に合わせて、通知頻度もコントロールされていたのですね。
山田様:その変更の方法を知らなかったですね(笑)。じゃあもう、2020年に設定したままになっちゃってたのかもしれない。まあ、その時点ではそこまで近々で売らなきゃ、っていうのではなかったので。
ーー本日はリアルな売却経験に基づいた貴重なお話をありがとうございました。
まとめ:AI査定という「客観的な」情報が、プロを使いこなす「力」になる
山田様の体験は、「プロに任せる=言いなりになる」ではないことを教えてくれます。
相続、解体、測量と、不動産売却は専門知識の活用の連続です。
なので不動産売却の世界では「プロに任せる」ということが標準的な動きになります。
ただし、思考停止して任せきるのではなく、「自分の物件の相場感」という自分の判断軸を持っておくことが、後悔しない売却をするための最大の保険になります。
HowMaのAI査定は、そんな判断の軸を作ってくれるツールです。メールで今の相場価格を追うだけでも、いつの間にか「この価格は妥当か」を自分で見極められるようになります。
もし今、相続した実家や空き家の整理を考えているなら、まずはHowMaで「情報の地図」を手に入れてみてください。それが、あなたにとって最もストレスのない、不動産との付き合い方の第一歩になるはずです。