競売寸前から大逆転!ローン残債より高く売れた任意売却の裏側

元奥様が住む家の住宅ローン支払いが滞り、まさに崖っぷちの状況に立たされていた中村様。競売開始まであと2ヶ月という状態の中、藁にもすがる思いで登録したのがAI査定サービス「HowMa」でした。

売り出し後に中々内見が入らず悩んでいた時、HowMaからの不動産情報メールを心の支えにして粘り、ローン残債を上回る価格で、長年の不安から解放されました。そんな中村様に任意売却という困難な状況をどう乗り越えたのか?HowMaがどのように役立ったのか?そのリアルな売却活動を語っていただきました。

【このインタビューで見えたポイント3つ】

  • 心の支えになった情報提供:売れない不安な時期も、HowMaからの定期的なメールが「もう少し頑張ろう」という希望になった。
  • 強気の価格設定の根拠:AI査定額を参考にしつつ、ローンの残債や元奥様の引越し費用を考慮した「譲れない価格」で交渉できた。
  • 困難な状況での出会い:HowMa経由で出会った不動産会社が、連絡の取れない元奥様との交渉を成功させ、売却への道筋をつけた。

売主様プロフィールと売却の概要

お名前中村 武様
ご年齢50代前半
物件のエリア神奈川県平塚市
物件種別戸建て
間取り3LDK
成約価格1,680万
売却期間4ヶ月
売却理由ローン返済が厳しいため

ローン残債より高く・早く売りたい!1,780万で売り出した背景

ーーこの度はご売却おめでとうございます。まずは、今回売却されたご自宅について教えていただけますか?

中村様:ありがとうございます。売却した家は、約20年前に、子供が大きくなって、部屋数が必要になったので、子供の学区が変わらないようにと、前の妻と一緒に購入した戸建てです。

ーー今回、売却に至った経緯を教えてください。

中村様:包み隠さずお話しすると、離婚をする時に私は1人で家を出ました。前の妻が住み続けるということで、家にかかる固定資産税や住宅ローンは全て、前の妻が払うことになっていました。だから僕が財産を放棄すると、弁護士を立てて協議書を交わしたんです。

しかし去年の10月から支払いが滞ってしまったようで、債権者の1人である私にも督促の連絡が来た訳です。これはマズイと、すぐに弁護士さんに相談しました。そこで任意売却という方法を教えてもらい、任意売却の実績が豊富なA社という不動産会社を紹介してもらいました。

ただ、どのくらいで売れそうか全然知識がなく、色々調べている中で、AIで査定してくれるというHowMaを見つけ、査定をお願いしたというのが始まりなんですよ。

ーー購入時には前の奥様と共同名義で、2人で住宅ローンを組んで、権利を放棄したのに、督促の連絡が来たのですね。

中村様:そうなんです。名義を変更しようとしたのですが、住宅ローンがある場合は名義を変えられないんですね。なので、僕はずっと不安を抱えながら、ずっと生きてきました。

※編集者注:今回の場合は、所有者変更手続きと、ペアローンの残高全額を奥様単独で新規借入ができれば名義変更は可能です。しかし多額の手数料がかかるのでハードルはかなり高いです。詳しくはこちらで解説しています。

ローン残債という壁。1,780万円で売り出した背景

ーー任意売却は、時間との戦いでもありますよね。

中村様:そうなんです。まずA社の営業マンさんからは「住宅ローンの残債を返済できる価格で売れるかは分からない」と言われました。だから土地と戸建てをセットで、最初は1,780万で売り出しを始めましたね。

ーー売却活動はどのように進められたのでしょうか?

中村様:1番の壁は、家に住んでいる前の妻と連絡が取れないことで、本当に困り果てました。任意売却を始めようにしても、向こうの同意がないと始められないんですね。共同名義だから。

その状況を打開してくれたのが、HowMaさん経由で査定依頼した不動産会社の1社でした。その会社の営業マンさんが家まで行ってくれて、何回も家を訪ね、呼び鈴を鳴らし、ついに前の妻と話をする機会を作ってくれました。

そこからようやく、家の中の写真を撮らせてもらい、実際に販売を始めました。

ーー売り出しの時には、A社さんの他にも何社か媒介契約を結んだのですか?

中村様:競売開始まであと2ヶ月という状況で、とにかく時間がありませんでした。なので、一般媒介契約で、弁護士さん紹介のA社、そしてHowMa経由で熱心に対応してくれた株式会社ファミリエさんとC社の、合計3社にお願いすることにしました。

最初はHowMaの他にも一括査定サイトを使ったので、8社位から連絡が来たんですよ。A社さんから「一般媒介にするか、専任媒介にするのか」と聞かれて、悩んだんですね。弁護士さんからの紹介だったし、専任でもいいのかなと思ったんですけど、時間がなかったんです。

あと2ヶ月で競売が始まってしまう感じだったので。だから一般媒介にさせてもらって。A社さん以外は、HowMa経由で査定依頼したファミリエさんとC社さん、全部で3社に絞りました。

ーー8社の中で、媒介を結んだファミリエ社・C社と、その他の会社との決定的な違いは何でしたか?

中村様:殆どの会社からは、「1,780万では無理です。もう少し下げれませんか?」と言われたことが1番の理由です。ローンの残債もありますし、元妻の引越し費用も必要なので、これ以上は下げられなかったんです。だからこちらの事情を汲んで、最後まで一緒に戦ってくれそうな3社に最後までお付き合いいただいたという形です。

あと、ファミリエさんは前の妻とうまく連絡を取り合ってくれていた点も大きかったです。そして僕は2社では嫌だったのでもう1社どこにするかと考えた時に、知名度が高くて、最後まで一緒にやってくれる気概を感じられたC社さんを選びました。

内見ゼロの2ヶ月。HowMaのメールが心の支えだった

ーー売却活動を始めてから、すぐに反響はありましたか?

中村様:いいえ、それが全くありませんでした…。レインズに掲載された3月20日ごろから6月の終わりまで、3ヶ月以上1件の内見もなくて。

もう銀行さんに頭を下げて、少し待ってくれないかとお願いしたんですね。銀行からは「少しでも返済してくれないと競売になります」と催促され、前の妻が渋々ながら払っていました。もう毎日が不安で、胃がキリキリするような日々でした。

ーーその不安な時期を、どうやって乗り越えられたのですか?

中村様:HowMaさんからはよくメールををくれていたのが、心強かったですね。不動産会社から2ヶ月も連絡が無かったりすると、どうしても「もう売れないのかな」と弱気になってしまいます。

でも、「先月は平塚市〇〇町では何件販売されています」とか「AI査定価格更新」で上がりました下がりましたといったメールが届くと、「ああ、売れている家もあるんだな」「このくらいの価格なら可能性はあるんだ」と、もう少し頑張ろうと、励みになりますよね。もう、毎日毎日がとにかく不安でした。

ーーHowMaからのメールが心の拠り所の1つになったということですね。ありがとうございます。

1回の値下げで成約!3ヶ月内見ゼロの崖っぷちから大逆転

ーーそこから、どのようにして成約に至ったのでしょうか?

中村様:6月終わりに、ようやく1件内見が入りました。希望額に届かなかったので、残念ながら希望額には届きませんでしたが、これを機に売り出し価格を1,680万円に下げたところ、すぐに2件の内見申し込みがあったんです。そしてついに、その中の1人と話がまとまり、8月26日に売却が完了しました。

ーー100万の値下げだけでまとまったのですね!最終的に仲介手数料や引越し費用を引いても、黒字で終わることができたのですね?

中村様:自己破産も頭に浮かんでいましたが、何とか持ち出しは避けられました。

値下げはかなり悩みましたね。実際、この価格は強気すぎるなと思ったんです。1,680万がダメなら1,650万までは下げようと思っていました。

ーーちなみに内見は、どこの会社経由できましたか?

中村様:ファミリエさんだけですね。3人内見の方を連れてきてくれて、最終的にその中の1人と売買契約を結びました。もちろんファミリエさん以外も熱心でしたが、最後はファミリエさんでした。今でもお付き合いがあります。

「AI査定は高すぎる」は本当か?プロの査定との比較

ーーAI査定額をご覧になって、そのあと不動産会社からの査定額や、売出提案価格の説明を受けたと思うのですが、AI査定は高かったですか?

中村様:そうですね、2割くらい高かったと思います。査定価格は高くても1300万くらいでした。

ーーなるほど。A〜C社さんは、「査定価格は1,300くらいだけど、中村さんがそうおっしゃるなら1,780万から売り出しましょうか」という感じでまとまったのですか?

中村様:3社と媒介契約を結んだものの、実は、C社さんは「1780万は無理だと思う」と断ったんですね。A社さんは最初に家の外観を見てくれて「1780万はどうでしょう、私はそれでいけると思います」とおっしゃってくれました。営業マンのTさんとおっしゃるのですが、そこがガイドラインでした。僕の中では。

そしてファミリエさんは向こうから額を提示されるわけではなく、先にA社さんと話が進んでいたので、「うちもその額で売り出しましょう」と乗ってくれたという感じですね。ファミリエさんも地元の業者さんなので、売れる算段があったのでしょうね。

情報収集はYoutubeの任意売却専門チャンネルと、企業が運営するブログから

ーー不動産を売ると決めた時に、どこで情報を収集していましたか?

中村様:Youtubeももちろん見ていました。あとはネット検索ですね。HowMaさんもそうですし、A社さんのサイトとか、他の不動産会社のWebサイトを見せていただき、こんな感じなんだなと勉強しました。

Youtubeでは、任意売却専門のYoutuberがいるんですよね、その人のYoutubeはよく見ていましたね。

他には、A社の営業マンのTさんが色々教えてくれました。逐一連絡を取り合って、教えていただくという感じでした。

ーーHowMaのチャット機能などはご存知でしたか?HowMaマイページ上で、弊社社員で元々仲介営業も経験してきた者にチャットでご相談いただいたり、不動産会社とのやりとりをチャットで完結するということも可能ですが、これらの機能はお使いになりましたか?

中村様:いえ、それは知りませんでした。知っていたら、間違いなく使っていたと思います。専任媒介にするか一般媒介にするかは悩んだので、相談できるところがあるのはいいですね。

また、チャット機能もあることを知っていたら、活用していたと思います。まずはA〜C社にチャットで話すのはどうですか?って聞いて、3社からいいよと言われたら、もう少しコミニュケーションがスムーズだったかもしれません。

HowMaは情報収集が苦手な人におすすめ

ーーHowMaはどんな人におすすめだと思いますか?

中村様:情報のインプットが難しい人です。インプット方法がわからない、どの情報が正しいか判断できない人たちは助かるんじゃないと思うので、ぜひ紹介したいです。

私の祖父は今、土地を売り出していますが、そういうのが分からないんですね。今は、大手不動産会社さんが専任媒介で入っていたんですけど、今回ファミリエさんと知り合えたので。10月からファミリエさんと専任媒介を結んで、売出しをもう1度始める予定です。

ーー大手不動産会社さんとファミリエさん社との2社一般媒介にはしないのですね。なぜ専任媒介にしようと考えたのでしょうか?

中村様:そうですね。ファミリエさんの営業マンさんが自宅を売ってくれたので、ここなら任せたいなと。信用できるというか。ファミリエさんに限らずHowMaを通じて色々な不動産会社さんと出会えたのも良かったです。

今回お話しして、今すぐ売る予定はないですが、AI査定価格を見るために自宅も登録しようかなと思います。ちょっと興味があるので。

ーーありがとうございます。本日伺ったことは今後のサービス改善のために、参考にさせていただきます。本日はお時間いただきありがとうございました。引き続きHowMaをよろしくお願いします。

中村様:よろしくお願いします。

\ まずはAIが60秒で無料査定! /
あなたの不動産・売るといくら?

高く・早く不動産を売りたいあなたのために

チャレンジ価格安全価格がわかる

HowMaのコラボ査定 60秒で完了 あなたの不動産をとりあえずコラボ査定してみる

日本全国の戸建/マンション/土地 OK