マイナス金利と住宅ローン
「マイナス金利が導入された」
と言われても、実は、なんのことか…?どんな影響があるのか実はわからない…という人もいるかと思います。
日銀と金融機関との間の話です
今回のマイナス金利とは、金融機関が日銀の当座預金に預けるお金のうち一定の水準を超える金額に対して、年ー0.1%のマイナスの金利をつけるというものです。
銀行などが日銀にお金をたくさん預けておくと、手数料を取りますよということです。
狙いとしては、金融機関が、お金を日銀に預けてると手数料が取られるから、もっと世の中にお金を流通させて欲しいということです。
生活への影響
我々一般市民と銀行との間の金利もこの影響で下がっていきます。
既に非常に低いですが、銀行にお金を預ける場合の金利も更に下がってきています。
逆に言うと、銀行からお金を借りる場合の金利も下がります。
お金を預けてもしょうがない&お金を借りるのが有利、だから消費や投資が活発になるはず。
そしてデフレを脱却しましょうという狙いがあるのです。
住宅ローン・家の購入
マイナス金利の影響で、住宅ローン金利も既に下がっています。
住宅ローンを借りるには、いいタイミングになってきていると言えます。
また、マイナス金利でお金を流通させるということは、円(お金)の価値を下げたいということでもあります。
円安を進めたいというのも、円の価値を下げたいということです。
お金を流通させ、デフレから脱却し、インフレに近づけたいということは、お金の価値を下げ、物価を上げたいということです。
お金を持っていると損をする可能性があるので、物を持っていた方が良いという観点から家を買っておくいう判断もあると思います。
一方で、今は不動産が非常に高くなっている時期です。
未来の予測は難しいですが、今後オリンピック前後で下がるのでは?という話も聞かれます。
金利や住宅ローン、インフレ、不動産の売買価格の推移、総合的にみて家の購入を決めなければならないでしょう。
いかがだったでしょうか。
色々判断が難しいことも多いですが、マイナス金利が狙い通りの効果を発揮していけば、家を買う人にとっては有利に働くはずです。
今後の動向を是非注意深くみてみてください。